休業に対する国の事業主向けの保障「雇用調整助成金(新型コロナウイルス感染症の影響に伴う特例)」の4月分の申請書を提出しました。
社労士に業務委託していないので、自力でやるしかないと思い、かなり「やる気」で臨んでいたら簡素化されました。小規模事業主(概ね従業員数20人以下の会社や個人事業主)は、計算も簡素化。あの分厚いガイドブックを読んだ時間を返してほしい(笑)準備しておいたほとんどの書類は無駄になってしまいましたが、無事申請できてよかったです。
ご参考までに、実際に提出をした内容をもとに書いておきます。
<2020年5月22日現在の情報です。最新の情報は厚生労働省のHPをご確認ください。>
申請した会社の状況
会社規模:社員6名(雇用保険被保険者)
前年同月比較:売上が5%以上減少
休業した社員に100%の休業手当を支払った
2020年1月~解雇等なし
10年以上前に開業
雇用調整助成金とは
経済上の理由により事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、労働者に対して一時的に休業、教育訓練または出向を行い、労働者の雇用の維持を図った場合に、休業手当、賃金などの一部を助成するもの
申請のために用意した書類(小規模事業主(概ね従業員数20人以下の会社や個人事業主)の場合に該当)
2020年5月22日現在、用意した書類は
休業実績一覧表(この書類に事業主及び労働者代表の署名(記名捺印でも可)が必要)
助成率確認表
雇用調整助成金 支給申請書
支給要件確認申立書
添付書類は
①比較した月の売上等が分かる書類(休業した月と前年同月の2か月分必要⇒添付した 2回目以降は提出不要)
<雇用調整助成金支給申請マニュアルには、「休業した月の前月などの比較もできます」と書いてあります。>
②休業させた日や時間がわかる書類(→出勤簿添付)
③休業手当や賃金がわかる書類(→給与台帳添付)
④(役員がいる場合)役員名簿(→添付)
⑤通帳コピー
申請期限
簡単に書類の準備ができたので、すぐに郵送しました。(システムの不具合さえなければインターネットで申請できたのですが!)
期限については、雇用調整助成金支給申請マニュアルに以下のように書かれてます。
支給対象期間の末日の翌日から2ヵ月以内
※支給対象期間の初日が1/24〜5/31の休業の申請期限は特例により8/31まで
郵送の場合は、必ず配達の記録が残る方法で
なお、申請期限までに届いていなければなりません。
申請方法
雇用調整助成金支給申請マニュアルには、
事業所の住所を管轄する労働局または ハローワークに提出してください。 (窓口、郵送、オンライン)
と明記されてたので、インターネット申請をしようと思っていたのですが、まさかの「不都合発生のため、稼働を延期いたします」。(令和2年5月20日 12:30掲載)。(厚生労働省HPより抜粋)
提出書類をすべてコピーしてから、郵送しました。
↓提出先は本記事下にリンク貼りました(ご参考までに)
感想
計画書がなくなっただけでも、かなり楽です。
計画書の代わりに、休業実績一覧表に事業者と労働代表者の署名をもらう になったのだと思います。
この申請なら、社労士にお願いしなくても準備できます。ただ、私の場合は、最初の申請手順で申請しようとしていたので、楽に感じるだけで、今ほとんどの会社はテレワーク絡みのシステム関連その他大量の事務作業や人事関連処理が山積みですから、今より合理的な申請になるのかもしれません。先のことは分かりません。
提出後は、いつ入金されるのか、不備があれば早めに連絡をもらえるのか、気になりますが待つしかない。
今は厚生労働省のHPに、雇用調整助成金処理状況が速報値で出ています。処理は進んでいるのだと思います。
追記
2020年6月23日無事振り込まれました。
申請書類の提出先